絵を描いたり、小説を書いたり、音楽制作をしたりと同人活動には様々な楽しみ方があります。自分で創作して楽しむだけでなく、SNSや動画の投稿サイトを利用して、たくさんの人に自分の作品を発信していくという楽しみ方もあります。
同人活動が高じていくと、「同人イベントに参加してみたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、同人イベントは自宅や仲間内で同人活動を楽しむ時とはちょっと違うルールやマナーが存在します。そのため、「同人イベントに参加したいけれど敷居が高い」と感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は初めての人でもそうじゃない人でも、同人イベントを楽しめる同人イベントのポイントやルールを解説していきます。
同人イベントとは?
同人イベントの概要
同人イベントとは、同人グッズや同人誌の即売会のことです。代表的なものには夏と冬の年2回開催される「コミックマーケット」があります。コミックマーケット以外にも、各地で同人イベントは開催されており、年間を通してたくさんの人が同人イベントに参加しています。
同人イベントのほとんどの参加者は「一般参加」と「サークル参加」に分けられます。「一般参加」は簡単にいうとイベントの来場者です。同人グッズを購入する、同人誌を購入する、イベントの雰囲気を楽しむという人が一般参加に当たります。
「サークル参加」は同人グッズや同人誌などを持ち込んで販売する参加者のことを指します。
「一般参加」と「サークル参加」の他にも、当日会場の運営を行う「スタッフ参加」や、企業として参加する「企業参加」として扱われる参加者もいます。
同人イベントの参加方法
同人イベントは当日いきなり創作した同人グッズを持ち込んで販売することはできません。自分の制作した同人グッズや同人誌を同人イベントで販売したいのであれば、事前にサークル参加の申し込みをしなければなりません。
サークル参加は自分が参加したイベントのページから申し込むことができます。申し込みをする前には、申し込み書に目を通しておきましょう。サークル参加は年齢制限や参加条件があるので、それらをしっかり満たしているのか確認します。特に問題がなければ、申し込み手続きをはじまめす。申し込み方法はオンラインか郵送がほとんどです。
時間があるときにサクッと申し込みを済ませてしまいたい方はオンライン、申し込み書類のコピーをとっておきたい人や書類を確認しながら申し込みたい人は郵送がおすすめです。時間と手間を考えて、好きな方で申し込みましょう。申し込みが完了したら、当日までは創作物の準備をします。
同人イベントに参加する時の持ち物とは
同人イベントの期日が迫ってきたら、忙しい中で当日の準備を始めなければなりません。当日に準備で一番悩むのが「持ち物」です。特にイベント初心者にとっては、何が必要なのか、どんなものを持っていくと良いのか分からないですよね。
ここでは、「同人イベントに必須のアイテム」と「あると便利なアイテム」の2つに分けて持ち物を紹介していきます。
同人イベントに必須のアイテム
参加に必要な書類・参加証
同人イベントにサークル参加する際は準備のために一般参加者よりも早く会場に入ります。会場に入るときに必要なのが、同人イベント運営事務局から送付されてきた書類と参加証です。書類と参加証がない場合、サークル参加を証明できるものがないため、会場に入れないこともあるので忘れないように準備しておきましょう。
創作した同人グッズや同人誌
参加に必要な書類や参加証と同じくらい忘れてはならないのが、当日販売する同人グッズ同人誌です。ただし、販売する量によっては持っていくのが大変な場合もあります。その際は会場まで宅配便で送ってもらったり、印刷会社から会場へ直接搬入してもらうという方法もあるので、事前に決めておくことが大切です。
お釣り用の小銭
お金のやりとりをするうえで、お釣り用の小銭は必須アイテムです。
持っていく小銭の種類は、金額設定にもよりますが「500円玉が10枚〜15枚、100円玉が20枚〜30枚がちょうど良いとされています。
また、会計時のやり取りをスムーズに進めるためにコインケースに入れておくと良いでしょう。盗難防止のためにお金を持ち運ぶ際にも役に立ちます。
値札
値札を事前につくっておくことで自分の販売スペースを設営する際、スムーズに作業が進みます。値札は買いに来たお客さんに分かりやすいものになるように心がけましょう。
また、値札を固定するカード立てを用意しておくのもおすすめです。
筆記用具
当日、名前やサークル名を書いたりすることも考えられるので、筆記用具は用意しておくのが良いでしょう。その際はボールペンやマッキーがおすすめです。
あると便利なアイテム
必ず必要なもの以外にもスペースの見栄えをよくするためにあると便利なアイテムがあります。例えば、テーブルクロスです。テーブルクロスがあるだけで、机と椅子だけの無機質なスペースからおしゃれなスペースに早変わりします。
また、ブックスタンドやキーホルダーをかけておけるスタンドを用意することで、より一層スペースが華やかになります。
そのほか、マスキングテープやガムテープ、ゴミ袋などがあると後片付けの際に約立つでしょう。
同人イベントの参加の前に知っておくと良いこと
同人イベントに参加する際、あらかじめ心得ておくと当日バタバタしない、焦らないこともあります。
売り子さんは早めに確保する
当日自分と一緒に創作物を売ってくれる、不在時にスペースで対応してもらう「売り子さん」を確保する際は、早めに頼んでおく必要があります。
直前に売り子を依頼しても、当日の予定が埋まっていたり、断られる場合もあるからです。参加が決まった段階で探し出すようにしましょう。
自分のスペースのレイアウトを大まかに考えておく
あらかじめスペースのレイアウトを考えておくことで、当日の作業を滞りなく進めることができます。レイアウトが決まらず、開場に間に合わなかった、レイアウトを考えてなくて必要なものが足りなかったといったことにならないように、ある程度考えておくようにしましょう。
Twitterのハッシュタグ「#設営完了」で検索すると、過去イベントのスペースのレイアウトがたくさん出てくるので、もしレイアウトに悩んでしまった場合は、参考にすると容易でしょう。
隣のスペースには挨拶を心がける
以前は両隣のスペースへの挨拶は基本でした。
一方で、近年の同人イベントでは「両隣のスペースに挨拶をすると不審がられてしまう」という意見もあります。
同人イベントへの参加が初めてという人にとっては、どうすればいいのか悩みどころでしょう。
しかし、やはり一日お隣でイベントに参加するのであれば、挨拶をしておいても損はないでしょう。何かのトラブルに見舞われてしまった場合でも、事前に一言、言葉を交わしておいておけば穏便に収めることもできます。また、お互い助け助けられという良好な関係でいられることもあるでしょう。
同人イベント参加の際必ず守らなければいけないルール
どこの分野やジャンルでもあるように、同人イベントにも「ルール」があります。イベントに参加している全員が楽しめるように一人一人がルールを守ることが重要です。
イベントのパンフレットには必ず目を通す
イベントのパンフレットには、当日の動きや禁止事項、イベントに参加する際の心構えなどが書かれているので、イベント前には必ず目を通しておくようにしましょう。
当日の不要なトラブルや重大なミスを防ぐ役割も発揮します。
イベント会場には公共交通機関で向かう
特にコミケでは会場には駐車場がない場合が多くあります。そのため、会場へ向かう際は必ず公共交通機関を使用するように参加者へお願いしているケースも少なくありません。ルールを守って電車やバスを利用するようにしましょう。
荷物は早めに取りに行く
創作した同人グッズや同人誌を会場に直接搬入してもらった際は、早めに取りに行くようにしましょう。設営が全て終わってから、開場ギリギリのタイミングでいってしまうと、何かトラブルがあった際に対応が難しくなってしまいます。時間に余裕を持った行動が大切です。
自分のスペース内は定期的に片付ける
自分のスペースで長く過ごしているうちに、買ってきたものや荷物でスペースの中が汚くなってしまうということもあります。自分のスペースが汚いと見栄えもあまりよくありません。何より汚すぎて他の人のスペースまで汚してしまうということにもなりかねないでしょう。購入者がはけた時に簡単に片付けるようにしましょう。
席を離れる際は貴重品を持ち歩く
残念ながら同人イベントに参加した方の中には「売り上げが盗まれてしまった」という人もいます。嫌な思いをしないためには、自分で貴重品の管理を徹底することが大切です。ブースを開ける時は必ず貴重品を持ち歩くようにしましょう。
撤収する際は綺麗に片付ける
イベントの余韻に浸るのも良いことですが、自分の使ったスペースや会場を綺麗にすることも大切です。散らかしてしまったゴミはゴミ箱にきちんと捨てるようにしましょう。
また、買ったもの、自分で創作したものを会場に置いていかないようにしましょう。
自力で持ち帰るのが困難な場合は、宅配便を利用するのがおすすめです。
まとめ
同人活動をする人ならば、一度は参加してみたい同人イベント。
今回は同人イベントの際の持ち物や事前準備、マナーやルールについて解説してきました。
初めて参加する人にとって、同人イベントは敷居が高いようにも見えますが、実際ルールやマナーをしっかり守ることができれば十分楽しめるでしょう。余計なトラブルを避けるためにも、今回紹介したマナーは最低限守って参加しましょう。
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