売れ残りを抱えてしまう作家さんや、初心者の作家さんにとって、何を作ったらいいのかわからないというのは共通の悩みだと思います。
「買ってもらえる同人グッズを作りたいけれどイメージがつかない!」
「売れ残りしにくい同人グッズって結局なんなの?」
このように思っている作家さんは多いのではないでしょうか。
今回は「よく売れる同人グッズを教えて欲しい!」と悩んでいる作家さんのために『よりたくさんの人に買ってもらえる同人グッズ』について解説していきます。
同人グッズでよく売れるものって?
よく売れる同人グッズには3つのポイントがあります。
まず「キャラクターが映えるデザインであること」。
キャラクターが美しく描かれているグッズやキャラクターのポーズが独特なグッズ、その作家さんにしか描けないような個性的なグッズはお客さんには魅力的に映ります。お客さんの目を引くことができるグッズは売れやすくなっています。
次に「手に取りやすいお値段であること」。
イベントで売るために同人グッズを製作することも多いかと思います。イベントに来る人の多くは色々なブースで買い物をしたいと考えているため、高い値段で売っていると買うのをためらってしまいます。手にとってもらうには、イベントに来る人が「買いやすい」と感じる価格をつけることがコツです。
最後に「持ち歩きしやすい実用的なものであること」。
同人グッズを買う人は意外とグッズの実用性も重視しており、用途がわからないものより用途が明確なものの方が欲しいと感じやすい傾向にあります。そのため、何に使うかわかるものであっても「持ち歩けるデザインかどうか」「使いやすいかどうか」もチェックしています。より売れるグッズを作るためには、用途が明確で普段から使用できるデザインであることが求められています。
ブースでよく見かける同人グッズ
よく売れる同人グッズは「キャラクターが映えるデザインであること」「手に取りやすい価格であること」「持ち歩きしやすい実用的なものであること」というポイントがありました。では実際、ブースでよく見かける同人グッズにはどんなものがあるのでしょう。
アクリルキーホルダー・缶バッチ
アクリルキーホルダーや缶バッチは王道の同人グッズです。簡単に作れることから、ベテランの作家さんだけでなく初心者の作家さんからも人気を集めています。実用的で使いやすいことから買う人からも人気です。
アクリルグッズ一覧を見る
スマホケース・パスケース
スマホケースも同人グッズの中ではよく見かけるグッズとなりつつあります。スマホケースは実用性が高くお客さんに買ってもらいやすいため、多くの作家さんがスマホケースを作っています。
同様な理由からパスケースも作家さんから人気を集めている同人グッズです。パスケースは形を変えたり大きさを変えたりして好きなように作れる分、個性が出しやすく他の作家さんとの差別化がしやすくなっているグッズでもあります。
パスケースを見る
トートバッグ・ハンカチ・タオル・マグカップ・コースター
トートバッグやハンカチ・タオル、マグカップやコースターは実用性が高く買ってもらいやすいグッズのため、よく製作されています。お客さんがこれらのグッズを外で使う可能性もあるので、普段使いできるデザインで作っている作家さんが多いです。
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ポストカード・ステッカー
ポストカードやステッカーは初心者の作家さんに人気のグッズです。イラストを描いて印刷するだけなので、グッズ作成に慣れていない人でも失敗せずに簡単に製作することができます。
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アクリルスタンド
アクリルスタンドもよくブースで見かける同人グッズです。デザインを大きく描けることから細かい部分にこだわって描くことができるので、多くの作家さんが作っています。
また、キャラクターを立てて飾っておけることからお客さんにも人気です。
アクリルフィギュアとも呼ばれています。
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同人グッズで作りやすいものって?
同人グッズを作る上で「売れるものを作る」という以外にも「グッズの作りやすさ」も重要です。作りやすい同人グッズの要素として「1個から製作できる」「お手頃価格で製作できる」「小ロットで製作する」という3つをあげることができます。
1個から製作できるグッズ
作家さんが作りやすい同人グッズとして、「1個から製作できる」グッズが挙げられます。同人グッズ製作時に「グッズが売れずに在庫を抱えることになる」ことに不安を感じる方も多くいると思いますが、1個から製作できるものであれば、限りなくリスクを抑えることができます。
また、仕上がりが気になるデザインやグッズの場合も1個から発注できれば確認用に製作することも可能です。
ベテランの作家さんや有名な作家さんであれば、初めから多くの数を発注することも良いと思いますが、売れ残りのリスクが気になる方は「1個から製作できるグッズ」を中心に作ると良いでしょう。
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製作しやすい価格のグッズ
「製作しやすい価格のグッズ」も作家さんが作りやすいグッズとして挙げられます。同人グッズの製作価格は種類によってマチマチで、高いものであれば1つ何千円というものもあります。販売することを目的に同人グッズを考えるのであれば、製作価格が高いものは販売価格も高くなってしまいやすいので作りやすいグッズとは言えません。
また、最低ロット数が多ければその分費用がかってしまい、作家さんへの負担が大きくなります。そのため、まずは製作しやすい価格のものから作っていき、売れるようになってきたら製作費が高いものにチャレンジしていくのがよいでしょう。
種類を多く作る時は小ロットが大前提
1種類の同人グッズだけでなく、複数の種類の同人グッズを作りたい場合は小ロットで製作できるものを選ぶのがオススメです。同人グッズの種類を多くすることで販売機会を増やすことができますが、同時に在庫管理の大変さも増すことになります。
また、種類を増やすことで製作費用は多くかかる傾向もあります。こういったことから考えると、種類を多く同人グッズを作る時は小ロットで製作することがポイントになります。
圧倒的に多いのはキーホルダー
「ブースでよく見かける同人グッズ」でよく売られているグッズについて解説してきましたが、その中でも圧倒的に多いのが「キーホルダー」です。なぜ、キーホルダーの同人グッズが多いのか理由を紹介します。
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キーホルダーはなぜ人気?
モノプロランドでは、作家さんや同人グッズを買う人に対して「キーホルダーを作りたい・買いたい理由は何か」というアンケートを行いました。
◉キーホルダーを買いたい理由
「たぶん飾ることを前提に、ちょうどいい大きさでキャラクターの全身だけが映ってて、コルクボードとかに並べやすいとかそういう理由かなーと思います。」
「キーホルダーは普段使いで持ち運びもできれば、(コルクボードなどを購入して)お部屋に飾ることもできるので好きです~。」
キーホルダーは普段使いで持ち運びもできれば、
(コルクボードなどを購入して)
お部屋に飾ることもできるので好きです~
◉キーホルダーを作りたい理由
「アクキーの方がバッジより買うのも売るのもかさばらないなというイメージでした。」
「キーホルダー類は一つから作れることが多くて、鞄などにつけてさりげなく推しを主張できるのが好きです」
「作り手、特に同人系の作家さんは『一度はアクキーとかキーホルダー作ってみたいなぁ…』と思うくらい、イベントでは定番のアイテムなのだと思います。」
やはり、作家さんの中ではキーホルダーは定番の同人グッズのようです。飾ったり鞄につけたりできる実用性の高さもあり、作ってみたいと感じている作家さんが多くいることがわかります。
また、キーホルダーを買いたい理由はデザインが可愛いと衝動的に欲しくなってしまうようですね。
キーホルダーは同人グッズの定番
アンケートの結果、キーホルダーは「売れる同人グッズの3つのポイント」をしっかり抑えているグッズということがわかりました。
キーホルダーはデザインしやすく、キャラクター映えする同人グッズです。また、安く製作することもできるため、もお客さんの手に取ってもらいやすい価格で売ることが可能です。その上、鞄につけて常に持ち歩くことができたり、コルクボードに並べて飾ったりできるので実用性も高いグッズになります。
その他、運搬面でもかさばらないというメリットに魅力を感じている作家さんもいるようです。こういった理由から、お客さんからの人気も高く、キーホルダーは作家さんが作る定番グッズとなっています。
オススメのキーホルダーはどんなもの?
キーホルダーの中でおすすめなのが『PVCクリアキーホルダー』です。
『PVCクリアキーホルダー』は透明感を生かしたデザインと弾力のあるやわらかな手触りが魅力のキーホルダーです。防水性、耐久性は抜群です。他ではあまりないキーホルダーですので、お客さんの目を引くことができます。
『PVCクリアキーホルダー』は一般的なキーホルダーよりもサイズが大きい直径68mmで、存在感もありデザインがよく目立ちます。価格もお手頃なので製作しやすいキーホルダーの1つです。
モノプロランドの『PVCクリアキーホルダー』をチェックする
最も定番なのはアクリル素材を使った「アクリルキーホルダー」です。
アクリルキーホルダーはデザインの自由度も高く圧倒的な人気を誇っています。ただ、値段がやや高くなってしまいます。また、多くの作家さんが作成しているのでたくさん売るには独自性も必要です。
モノプロランドの『アクリルキーホルダー』をチェックする
「周りに差をつけたい」「他の作家さんには内容なキーホルダーを作りたい」という場合にはモノプロランドの『【極厚】8mm厚アクリルキーホルダー』や『ビッグサイズアクリルスタンド』がおすすめです。
『【極厚】8mm厚アクリルキーホルダー』は他のアクリルキーホルダーにはない8mmの厚さが魅力です。立体感があるだけでなく、存在感が抜群です。アクリルフィギュアとしても使用できるので、用途が幅広くお客さんからも喜ばれます。
モノプロランドの『【極厚】8mm厚アクリルキーホルダー』をチェックする
『ビッグサイズアクリルスタンド』は何よりもインパクトがあります。大きなデザインのアクリルスタンドは置くだけでお客さんの目を引くことができます。また、アクリルスタンドとして使うのではなく、アクリルキーホルダーとして使うこともできる実用性を兼ね備えているのも魅力の1つです。
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ばらまきならフレークシールがおすすめ
「フレークシール」とは色々な種類の小さいシールを詰め合わせた同人グッズです。製作費が安いので、お客さんが手に取りやすい価格で販売することができます。また、小さくて可愛いという点から衝動買いをするお客さんも多いです。
モノプロランドでもフレークシールを取り扱っています。
モノプロランドではイラストを入稿するだけでフレークシールを作ることができます。初心者の作家さんでも簡単に作れるのでおすすめです。製作費も安いのでノベルティや特典として配布するグッズにも最適です。
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グッズを作るときの注意
同人グッズを製作する際にはいくつか注意点があります。
アクリル商品はカットラインや白版作成が必要
アクリル商品を作る際に重要なのがカットラインや白版作成です。
・カットラインはレーザーカットするラインになります。デザインを切り出す時に、どの程度余白を持たせるのか指示するラインになります。
・白版は、デザインが透けないようにするのに必要です。
この2つをきちんと作らないと「余白が足りない」「ギリギリでデザインが切れてしまう」「透けてデザインが見えにくくなる」といった不具合が起こる可能性があります。不備のある同人グッズを作らないためにも、デザインのデータを入稿する際は注意点をきちんと読むようにしましょう。
また、同人グッズ製作の初心者や同人グッズの製作に不安がある作家さんはデータの作成をアシストしてくれるサービスを積極的に利用すると失敗せずにグッズが作れます。
二次創作ではメーカー公式の二次創作ガイドラインを確認する
二次創作で同人グッズを製作する際にはメーカー公式の二次創作ガイドラインを確認する必要があります。著作権に関わってしまうので、きちんとガイドラインは確認してください。
モノプロランドでも二次創作物について以下のページで注意事項を紹介しています。発注前に必ずご確認ください。
まとめ
売れる同人グッズには
①キャラクターが映えるデザインであること
②手に取りやすいお値段であること
③持ち歩きしやすい実用的な同人グッズであること
という3つの特徴があります。売れる同人グッズを作るのであれば、この3つのポイントを踏まえてグッズを決めていくと良いでしょう。
また、売れるかどうかという観点以外にもグッズ製作では「1個から製作できるかどうか」「お手頃価格で製作できるかどうか」「小ロットで発注可能か」ということを考えることで在庫を抱え込んでしまうといったリスクを回避できます。
ぜひ、今回紹介したポイントを考慮してグッズ製作をしてみてください。
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