同人イベント当日、サークル参加者(創作物を販売する側)は、スペース設営をするために一般入場の人よりも一足早く会場入りします。
スペースとは、同人イベントのサークル参加者に割り当てられた机のことです。
1つの机につき、2つのサークルが配置され、全部のスペースに番号が割り振られています。サークル参加者は割り当てられた机の範囲内で創作物を販売します。
この自分に割り当てられた範囲を綺麗にディスプレイすることが「スペース設営」です。
スペース設営は創作物の販売量にも関係するので、サークル参加者のほとんどの人が朝早く会場に入り、念入りに準備を行っています。
今回はサークル参加初心者に向けて、スペース設営のコツや、モノプロランドがおすすめする、スペース設営に使えるアイテムを紹介していきます。
目次
スペース設営のコツ①イベント前に机の大きさを抑えておく
イベントごとに机の大きさは異なる
スペース設営で重要なポイントが「机の大きさ」です。
机の大きさによって、何をどのように装飾するのか変わってきます。
同人イベントが開催される会場によって机の大きさが異なるため、勘違いやトラブルを避けるためにも、事前にスペースの広さを確認しておくことが大切です。
スペースの見栄えを良くするためのアイテム「布」
創作物を何もない机の上にディスプレイするよりも、スペース部分に布をかけることでスペースの殺風景さをなくし、見栄えよくすることができます。ただし、柄が派手すぎると、見栄えが逆に悪くなってしまうのでやり過ぎには注意が必要です。
布の大きさを決めるにはスペースの広さが鍵になります。
布の横幅はスペースの広さと同じ横幅になります。一方で縦幅は、以下の計算式を活用すると良いでしょう。
布の縦幅
=机の奥行分
+通路側に垂らす分(だいたい45cm〜50cm)
+反対側に垂らす分(だいたい15cm〜20cm)
例えば、1スペース横幅90cm・奥行45cm・高さ70cmの会場であれば、布の横幅は90cm、縦幅は110cm〜120cmになります。
このように机の大きさで布の大きさも計算します。
モノプロランドの『ブースクロス』がおすすめ
モノプロランドでは、『ブースクロス』を取り扱っています。縦横幅が100cmと平均的なサイズのため、どの会場でも使用することができるでしょう。自分でデザインした布を当日設営することで他のブースよりも目を引くことができるため、宣伝効果にもなります。手触りも良く、しなやかに仕上がっています。さらにフルカラーにも対応しています。ぜひ、自分の気に入ったデザインの布を用意してみてはいかがでしょうか。
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布でスペースのブロックや番号の張り紙が隠れないよう注意
一般参加者は床に貼ってあるスペースの番号やブロックの名前を元にして、現在地や行きたいスペースの位置を確認しています。
その妨げにならないように、布を設営する際には表示が見えなくならないように注意が必要です。
スペース設営のコツ②販売するものは見えるように設置する
本やポストカードは立てて設営
同人誌やポストカードは表紙やデザインの部分が見えるように設営するのがおすすめです。遠くからでもどのような物が販売されているかわかるので、その分一般参加者の興味を引くことができます。斜めに立てかけておけるブックスタンドやカードスタンド、メッセージスタンドを使用すると良いでしょう。
同人誌の場合は平積みでも問題ありませんが、ポストカードはディッシュスタンドを活用して種類別にしておくのがおすすめです。
アクセサリーやキーホルダーは引っ掛けて設営
本やポストカード同様に、アクセサリーやキーホルダーも見えるように設営しましょう。アクセサリーやキーホルダーの場合は、コルクボードやアートボードへ見本を引っ掛けるのがおすすめです。
モノプロランドの『アクリルマルチスタンド』がおすすめ
モノプロランドでは、ポストカードやラミネートカードの設営に大活躍の『アクリルマルチスタンド』を取り扱っています。自分でスタンド自体もデザインできるので、スペースの独自性もアップすること間違いなしです。置いておくだけでデザインの宣伝にもなるのでおすすめです。
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スペース設営のコツ③値札やポップを用意する
創作物を設営したら、創作物の値札やストーリー、創作物の情報を書いたポップを設置しましょう。値札やポップを設置する際は、平置きではなく、立っている人や遠くにいる人にも見えるように立てかけておくのがベストです。また、見えやすいように値札やポップは、はっきりとした色使いで作成するようにしましょう。
値札やポップ自体の作成方法は「同人出展の時に使える値札・ポップの作り方」の記事を参考にしてください。
スペース設営のコツ④販売物が少ない場合にも工夫する
初めてのサークル参加の場合、販売物が少ないこともあります。
販売物が少ないとさびしく見えてしまいガチなので、魅力的に見えるように装飾を工夫することが大切です。
アクリルスタンドでスペースを装飾する
空いたスペースをアクリルスタンドやフィギュアで装飾することで、机の上が賑やかになります。布を設置しても殺風景になってしまう場合やスペースに空きがあって寂しい場合に最適です。
また、アクリルフィギュアやアクリルスタンドを設置することで、お客さんの興味を引くことができるのでおすすめです。
モノプロランドの『アクリルフィギュアセット』
『アクリルフィギュアセット』は台座のついた小さなアクリルフィギュアです。1個から作成できるので、スペース用に作成するのにもぴったりです。
アクリルフィギュア自体の大きさが小さいので、販売する創作物の作業と並行して製作できます。立っている部分だけでなく、台座の部分もデザインできるので、凝ったデザインのフィギュアにすることも可能です。
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モノプロランドの『ビッグサイズアクリルスタンド』
『ビッグサイズアクリルスタンド』は『アクリルフィギュアセット』に対して、ビックサイズなのが特徴です。一般的なコミックのサイズにも負けないサイズのアクリルスタンドなので、人目を引くこと間違いなしです。
また、『ビッグサイズアクリルスタンド』は1つにつき2種類のデザインを立てておくこともできるので、インパクトは絶大です。
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出展者や売り子さんにも身につけるもので統一感を出す
スペースだけでなく、売り子さんや出展者も自分たちがデザインしたものを身に付けることで統一感を出すことができます。また、アパレル店の店員さんのように宣伝効果も期待できます。
身に付けるものとしては、『アクリルバッジクリップ』がおすすめです。
モノプロランドの『アクリルバッジクリップ』
『アクリルバッジクリップ』は、アクリルバッジにクリップがついたグッズになっています。アクリルの部分に自分の好きなデザインを施すことができます。
デザインを工夫すれば名札代わりに使用することもでき、サークル参加者同士の交流や挨拶に役立つグッズです。
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一般参加者が近寄りにくいスペース設営とは?
ここまで人が集まるスペース設営について紹介してきましたが、逆に一般参加者が近寄りにくいスペースもあります。
どういったスペースが近寄りにくいと感じてしまうのか知っておくことで、より人が集まるスペースを設営することができるようになります。
貧相な設営のスペース
机の上にそのまま創作物をおくだけのスペースは、貧相なイメージを一般参加者に抱かせてしまいます。同人イベントではほとんどのサークルが装飾を施しているため、何もしていない状態のスペースはスルーされてしまったり、良い印象をもたれません。市販の布や値札などでも構わないので、最低限の装飾は心がけましょう。
商品がわかりにくいスペース
一般参加者は売っているものをみてスペースに立ち寄ります。
そのため、どんな商品をいくらで売っているのかわかりにくいスペースだと、そもそも一般参加者に認識されません。商品を見やすく配置するだけでも、一般参加者の興味を引くことができるので心がけましょう。
出展者や売り子さんの態度も関わる
ずっとスマホをいじっているスペースや参加者同士で盛り上がっているスペース、売り子さんの推しが強いスペースは良い印象を持たれないことがあります。特に内輪感のあるスペースは、一般参加者にとっては近寄りにくいスペースとなってしまいます。一般参加者のことを考えて、スペースの設営を心がけることが大切です。
まとめ
同人イベントで、自分の売り場の範囲を装飾することを「サークル設営」と言います。サークル設営では4つのコツがあります。
まず、1つ目のコツが「イベント前に机の大きさを抑えておくこと」です。机の大きさを把握しておくことで机にかける布の大きさも決定します。
次に2つ目のコツが「販売するものは見えるように設置すること」です。創作物は立てて遠くから見えるようにしましょう。
3つ目のコツが「値札やポップを用意すること」です。値札やポップを用意することで、創作物の内容がわかりやすくなるでしょう。
最後のコツが、「販売物が少ない場合にも工夫すること」です。フィギュアやスタンドを活用したり、身に付けるものを工夫することも大切です。
ぜひ、コツを抑えて人が集まるスペースを設営していきましょう。