皆さんは「オリジナルグッズ」というものを知っていますか?
オリジナルグッズとは、既製品ではなく自分でデザイン案を作り、製作したグッズのことを指します。例えば、「minne」や「creema」などで売られているハンドメイド作品などがオリジナルグッズとしてイメージしやすのはないでしょうか。また、ネットだけでなく、オリジナルグッズをイベントで出店している方もいます。
オリジナルグッズには、お店には売っていないような品も自分で好きなようにデザインして、作り出すことができるというメリットがあります。また、他の人が持っていないような個性溢れるグッズを使用できるというメリットも挙げられます。
このように自分で楽しむためにオリジナルグッズを作っていた人の中には、「自分で製作したオリジナルグッズを販売してみたい」「オリジナルグッズでお金を稼いでみたい」と考える人も多いのではないでしょうか。
オリジナルグッズは自分だけで楽しむ場合とは違い、販売する際には注意しなければいけないことがいくつかあります。せっかくお金と時間をかけて製作した物が無駄にならないように、今回がオリジナルグッズ販売時の注意点をまとめていきます。
目次
オリジナルグッズとは自作のグッズ
そもそもオリジナルグッズの定義はどういったものなのでしょうか。
オリジナルグッズとは、「個人やクリエイター、企業が独自にデザインして製作している唯一無二のグッズ」を指しています。
具体的には、絵や手芸が好きな人が自分で1つ1つ丁寧にデザインしたキーホルダーやアクセサリーなどをオリジナルグッズと呼んでいます。またクリエイター作家の人が独自にデザインしたマグカップやTシャツなどといった雑貨もオリジナルグッズの例としてわかりやすいのではないでしょうか。そのほかにも個人だけでなく、企業などの大きい団体が作る企業独自のボールペンや記念品などのグッズもオリジナルグッズの1種です。企業が製作するオリジナルグッズの中には、販促効果を高めたり、企業のPR効果を高めるために無料配布される物もあります。これらのグッズはオリジナルグッズの中でもノベルティグッズと言われています。
オリジナルグッズの販売方法
オリジナルグッズを自分で使ったり楽しんだりするだけでなく、独自の商品として販売する方法には「オンラインショップなどでオリジナルグッズを売る方法」と「イベントなどでオリジナルグッズを出店する方法」の2つがあります。それぞれどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
オンラインショップなどでオリジナルグッズを売る
オンラインショップなどで販売する方法にはいくつか種類があります。まず、TwitterやInstagramといったSNSで宣伝し、ダイレクトメールで購入者と連絡をとって販売する方法です。ただしダイレクトメールでやり取りするする方法は、直接お客さんと連絡を取る必要があるため、「無理難題を押し付けられた」「デザインの強要をされた」「値下げ交渉がしつこい」といったトラブルに見舞われることもあります。また集客も自力で行う必要があるので、難易度も高い方法です。
次に「minne」や「creema」などといったオンラインショップにアカウントを作り、その市場で販売する方法です。登録するだけで簡単に出店できるだけでなく、支払やりとりも発送のタイミングも全て知らせてくれるので、初めてでもスムーズに売り出すことができ
る方法です。
オンラインショップなどで販売するメリットは、自宅にいながら販売できるという点です。少しずつ製作しながら販売することも可能です。また作った物を発送するだけなので、いちいち移動しなくて済むというメリットがあります。
イベントなどでオリジナルグッズを出店する
イベントに出店するといってもイベントの規模や種類は様々です。例えば、地元のフリーマーケットや青空マーケットといったような比較的小規模の市場で売る場合もあります。こういった場で販売するためには、ある程度来場者の年齢層やニーズを見極めておくと、売り上げを出しやすいでしょう。
一方で、デザインフェスタなど大きな会場を使って販売する場合もあります。どちらの規模のイベントにも必要なのが接客術や呼び込み術です。当日他の出店者の中に埋もれないように、お客さんを集める必要があります。また会場までも足運ぶ必要があります。その分、会場の雰囲気を楽しむことができたり、他のクリエイターや出店者のオリジナルグッズを購入することが出来ます。さらに、イベントのほとんどが現金支払いなので、その場で売り上げを得ることができます。自分で創作したものが完売した時には普段なかなか味わえないような達成感も味わえるでしょう。
オリジナルグッズを販売する時の注意点
オリジナルグッズを販売する方法には「オンラインショップなどでオリジナルグッズを売る方法」と「イベントなどでオリジナルグッズを出店する方法」の2つがあります。しかしそれぞれに注意点があります。しっかり吟味してより良い方法を選ぶようにしましょう。
オリジナルグッズの製作時は知的財産権などに注意する
そもそもデザインやアイデアには知的財産権というものがあります。知的財産権とは、著作物に発生する著作権や、容姿やその画像に発生する肖像権などをまとめたものです。
オリジナルグッズを製作する際、この知的財産権に引っかからないようなグッズを作りましょう。アニメのキャラクターやアイドルなどの画像を載せたもの、商品や登録されているマークを真似したものなどを制作しないように注意しましょう。場合によっては、知的財産権侵害で訴えられてしまうこともあります。
【関連記事】オリジナルグッズ製作に欠かせない知的財産権(著作権など)とは?
オリジナルグッズを売るときは宣伝が必要
また、オンラインショップなどでオリジナルグッズを販売する場合もイベントでオリジナルグッズを出店する場合もまず「宣伝」が必要になります。宣伝に友好的なのがTwitterなどのSNSです。お客さんをよりオンラインショップや出店ブースに集めるために、どんなオリジナルグッズを売っているか、そのオリジナルグッズにはどんな魅力があるか伝わるようにしなければいけません。宣伝する上でもっとも大切なのが写真です。写真の構図や色味、明るさなどを調節することで、よりクリックしてもらえたり、詳細情報をみてもらえるようになります。またInstagramやTwitterで宣伝する際はタグやキーワードを多用すると検索にも引っかかりやすくなります。
オンラインなどでオリジナルグッズを販売する場合の注意点
オンラインショップでオリジナルグッズを販売する場合は在庫の管理に注意してください。オンラインショップの場合、1個製作しその画像を宣伝に使用し、受注製作する方法もあります。しかし、余りにも受注が多すぎて対応できないという場合も考えられるので、ある程度ストックのオリジナルグッズを製作しておくと良いでしょう。
また、SNSで宣伝をする場合は商品ページのURLも貼っておくと、購入者にも分かりやすく、集客にも効果があります。
さらに、1種類だけでなくオリジナルグッズは複数種類用意しておくと、より自分のオンラインショップのオリジナリティが出せてるようになるので、初めてオンラインショップで販売する際はいくつか種類を用意しておくようにしましょう。
イベントでオリジナルグッズを出店する場合の注意点
イベントでオリジナルグッズを出店する場合は当たり前ですが、イベント当日までに品数をきちんと揃えておかなければなりません。当日品数が足りないなんてことにならないように、計画性を持って製作を進めるようにしましょう。
また、当日の出店スペースにも工夫が必要です。お客さんの目を引くブースや、売っている品がよく見えるように工夫されたブースを心がけるようにしましょう。事前の宣伝効果だけでなく、当日立ち止まってみてもらえるようにすることも大切です。
さらに事前の宣伝にも工夫が必要です。販売予定のオリジナルグッズだけでなく、販売している場所、価格、ブースの名前なども詳細情報として掲載しましょう。
まとめ
オリジナルグッズとは、個人やクリエイター、企業が独自にデザインして製作している唯一無二のグッズのことを言います。そのため製作時には著作権や肖像権といった知的財産権を侵害しないように配慮が必要です。
オリジナルグッズを販売する方法には2つあります。1つはオンラインラインなどでオリジナルグッズを販売する方法です。オンラインショップの市場を利用することでより、お客さんを集めることができます。また自分のペースでオリジナルグッズを製作することができるのも魅力的です。
もう1つがイベントでオリジナルグッズを出店する方法です。フリーマーケットイベントなどで出店する場合は、すぐに売り上げを得ることができます。また会場の雰囲気を楽しみたい人にもおすすめです。
しかしどちらにも注意点があります。まず、どちらも宣伝には必ず力を入れるようにしてください。オリジナルグッズの写真を掲載するのではなく、価格やオンラインショップのURL、販売場所、販売時間などの詳細情報を掲載するようにしましょう。
また納期や在庫にも注意です。期間までにオリジナルグッズを製作し終わるためのスケジュール調整や在庫管理などは徹底するようにしましょう。